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ラッフルズ卿上陸地点(Sir Stamford Raffles Landing Site)

お勧め度:☆☆☆☆所要時間:30分~ ハートマイプランに追加

ラッフルズ卿上陸地点(Sir Stamford Raffles Landing Site)
ラッフルズ卿上陸地点(Sir Stamford Raffles Landing Site)は、英国人スタンフォード・ラッフルズが1819年に初めて上陸したと考えられているシンガポール川沿いの場所です。現在は白い立像が目印で、川と高層ビルを一緒に撮影できます。

ただし、ここは「誰もいなかった島をラッフルズが発見した場所」ではありません。上陸以前の歴史と、現地の人々や他の英国人が果たした役割を知ると、像と台座の碑文をより正確に読み取れます。見どころ、見学方法、周辺散策、MRTからの行き方まで順に紹介します。

ラッフルズ卿上陸地点の歴史と見どころ

1819年1月28日に何が起きた?

トーマス・スタンフォード・ラッフルズは、貿易だけでなく行政や軍事も担った英国東インド会社の役人でした。オランダに対抗する新しい交易拠点を探し、ウィリアム・ファーカーらとともに1819年1月28日、シンガポール川の河口へ到着します。

当時の島には約1,000人が暮らし、川辺にはマレー人の指導者テメンゴン・アブドゥル・ラーマンと、オラン・ラウトと呼ばれる海を生活の場とした人々の集落がありました。ラッフルズはテメンゴン、ジョホール王家のスルタン・フセインと交渉し、2月6日の条約で英国東インド会社が交易所を置く権利を得ます。スルタンはこの地域の君主、テメンゴンはジョホール王国の高官・地域指導者を指します。

その後、輸出入品の多くに関税をかけない自由港として商人を集め、英国植民地の港町が急速に発展しました。ただし、実際に初期の町を運営したのは初代駐在官となったファーカーであり、シンガポールには14世紀の交易港までさかのぼる歴史があります。ラッフルズ一人を「島の発見者」とするのではなく、1819年を英国支配と近代港湾都市化の転換点として見るのが正確です。

スタンフォード・ラッフルズとはどんな人物?

ラッフルズは1781年生まれ。英国東インド会社で働き、ジャワ副総督や、現在のインドネシア・ベンクルにあたるベンクーレンの副総督を務めました。シンガポールでは交易港の建設と1822年の都市計画に関わり、現在もホテル、学校、道路、地区名などに名が残ります。一方で、その活動は英国の植民地拡大の一部でもありました。

スタンフォード・ラッフルズ卿

白い像は1972年に作られた複製

川辺に立つ白いラッフルズ像は、上陸した本人を見て作られた像ではありません。彫刻家トーマス・ウールナーが制作し、1887年に公開された青銅像をもとに、上陸地点を示すため1972年に設置された複製です。素材はポリマーブルという大理石風の複合素材。元になった黒い青銅像は、徒歩数分のビクトリア・シアター&コンサートホール前にあります。

また、像が立つのは正確な位置が確認された地点ではなく、上陸地と考えられている場所です。博物館や屋内展示はなく、川沿いの散策中に像と碑文を見る短時間の屋外スポットです。

ラッフルズ上陸地点の白い像
写真:User:Sengkang

ラッフルズ卿上陸地点の背景には、シンガポールの高層ビル群が見えます。

像の背後からは、シンガポール川の対岸にラッフルズ・プレイスの高層ビル群が見えます。19世紀の港と現在の金融街を一つの画面に収められる、この場所らしい撮影構図です。

台座の4言語と碑文も読む

台座には、シンガポールの4つの公用語で説明が刻まれています。

  • 英語
  • 中国語(標準中国語)
  • マレー語
  • タミル語

シンガポールの公用語4つあることを一度に確認できるのも見どころです。碑文には、ラッフルズが「何もない漁村」を大港湾都市へ変えたという趣旨が書かれていますが、これは像が作られた時代の歴史観です。現在の研究では、1819年以前にも住民がおり、14世紀には交易港が栄えていたことが分かっています。4言語を見比べるとともに、この違いにも注目してみてください。

マレー語でのラッフルズ卿の説明 中国語(標準中国語)でのラッフルズ卿の説明 タミル語でのラッフルズ卿の説明 英語でのラッフルズ卿の説明
↑4つの言語でのラッフルズ卿上陸地点に関する説明。

対岸はボート・キー、クラーク・キーは上流

像の対岸に並ぶテラス席の飲食店街は、クラーク・キーではなくボート・キー(Boat Quay)です。カベナ橋またはエルギン橋を渡れば、川沿いで食事ができます。クラーク・キーはここから川の上流へ徒歩約15~20分で、別のエリアです。

時間があれば、アジア文明博物館、カベナ橋、ボート・キーを見たあと、そのまま川沿いをクラーク・キーまで歩くコースにできます。クラーク・キー周辺はこちらの記事でも紹介しています。
初めてのシンガポール旅行・観光(クラークキーエリア)

料金・開放時間・見学時間

  • 料金:無料
  • 開放時間:24時間
  • 見学時間:像と碑文だけなら10~20分ほど

エンプレス・プレイスという川沿いの公園内にあり、車いすでも近づけます。屋外なので、日差しが弱く街灯も点く朝夕は写真を撮りやすい時間帯です。公園情報はシンガポール国立公園局の公式サイトで確認できます。

ラッフルズ卿上陸地点への場所・行き方・アクセス方法

ラッフルズ卿上陸地点はシンガポール川の北岸、アジア文明博物館の川側にあります。所在地は59 Boat Quay, Singapore 049859です。白い像を探すと見つけやすく、ビクトリア・シアター前にある黒い青銅像と間違えないようにしましょう。

ラッフルズ卿上陸地点の場所・マップ

↓ラッフルズ上陸地点周辺マップです。近くの観光スポットやレストラン、ホテルも表示できます!このままだと少し見にくいので、地図を全画面表示にしてご活用下さいませ!!

クリックで地図が表示されます!ラッフルズ上陸地点近くの観光スポットやレストラン・ホテルも表示できる高機能マップです!

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ラッフルズ卿上陸地点への行き方・アクセス・最寄り駅

MRTはシンガポールの地下鉄・都市鉄道です。ラッフルズ・プレイス駅とシティ・ホール駅のどちらからも歩けます。

  • ラッフルズ・プレイス駅(NS26・EW14)から徒歩約8分
    出口HからBattery Roadを川へ向かい、1869年完成のカベナ橋を渡ります。北岸に着いたら左へ進むと白い像があります。
  • シティ・ホール駅(NS25・EW13)から徒歩約10分
    出口BからSt Andrew's Road、Parliament Placeへ進み、旧国会議事堂を利用した文化施設The Arts Houseの川側へ回ります。

マーライオン公園や金融街から向かうならラッフルズ・プレイス駅側、ナショナル・ギャラリーやセント・アンドリュース大聖堂と組み合わせるならシティ・ホール駅側が便利です。

料金・所要時間・営業時間などの詳細情報

ラッフルズ卿上陸地点(Sir Stamford Raffles Landing Site)のチケット料金や所要時間・営業時間などの詳細情報です。

ラッフルズ上陸地点の詳細情報
施設名ラッフルズ上陸地点
Raffles Landing Site
お勧め度☆☆☆☆
営業時間24時間(屋外)
所要時間30分程度が目安
チケット
入場料金
0SGD(無料)
住所North Boat Quay, Singapore 179036
行き方
最寄駅
Raffles Place MRTまたはClarke Quay MRTから徒歩
公式サイトhttps://www.roots.gov.sg/places/places-landing/Places/landmarks/jubilee-walk/the-singapore-river

※上記の情報は2026年8月20日に更新されたものです。情報が古くなっている場合・不備がある場合は、大変お手数ですが、こちらよりご連絡の程、何卒宜しくお願い致します。

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