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マリーナ バラージ(Marina Barrage)

お勧め度:☆☆☆所要時間:90分~ ハートマイプランに追加

マリーナ・バラージ
マリーナ・バラージ(Marina Barrage)は、海水をせき止めて都心の淡水貯水池をつくり、大雨時の洪水を防ぐ全長350メートルのダムです。同時に、芝生の屋上広場からマリーナ・ベイの夕景を眺めたり、環境展示を無料で見学したりできる観光スポットでもあります。施設の役割、旅行者が楽しめる場所、営業時間、行き方を順に紹介します。

マリーナ・バラージとは

「Barrage」は、水をせき止めたり流量を調整したりする堰・水門を意味します。マリーナ・バラージはマリーナ水路の河口を横断する防潮ダムで、2008年に開業し、雨水で塩分を押し流した後の2010年にシンガポール15番目の淡水貯水池「マリーナ貯水池」として使われ始めました。

マリーナ バラージ(Marina Barrage)の入口。手前に噴水があります。
↑マリーナ バラージ(Marina Barrage)の入口。手前に噴水があります。

水道用水・洪水対策・レジャーの3役

マリーナ・バラージには、次の3つの役割があります。

  • 水道用水:海水を遮り、市街地に降った雨を淡水として貯める
  • 洪水対策:大雨時に9基の水門と大型ポンプで余分な水を海へ排出する
  • レジャー:潮の影響が少ない水面でカヤックなどを楽しめる環境をつくり、屋上を市民の憩いの場として開放する

雨水を集める「Local Catchment」は、輸入水、下水を高度処理して再利用するNEWater、海水淡水化と並ぶ、シンガポールの4つの主要水源「Four National Taps」の一つです。つまり、見た目は公園のようでも、現在も国の水供給と洪水対策を担う現役の施設です。

水門が開く時刻は決まっておらず、雨量、貯水池の水位、潮位に応じて運転されます。放水だけを目的に時間を合わせて訪れることはできません。

芝生のGreen Roofから夕景と夜景を見る

旅行者にとって一番分かりやすい見どころは、建物の上を覆う芝生広場Green Roof(グリーン・ルーフ)です。屋上緑化によって建物への熱を和らげる設備でありながら、ピクニックや凧揚げを楽しめる無料の展望広場にもなっています。

こちらは、マリーナバラージの屋上広場へ続く、螺旋状になっている坂道です。
↑こちらは、マリーナバラージの屋上広場へ続く、螺旋状になっている坂道です。

写真の撮影時刻は19時ごろです。赤道に近いシンガポールの日没は年間を通じて19時前後なので、夕焼けから夜景まで続けて見たいときは18時台に着くと動きやすくなります。シンガポールの日没時刻も参考にしてください。

マリーナバラージ近辺・坂道では、ランニングや散歩をしている人達を多くみかけます。
↑マリーナバラージ近辺・坂道では、ランニングや散歩をしている人達を多くみかけます。

この緩やかな坂道を上ると、芝生の屋上へ出ます。

マリーナバラージの24時間開放されている屋上広場に行くことができます。19時を過ぎているため、写真上部にはお月さまがみえています。
↑19時を過ぎた屋上広場。写真上部には月も見えています。

Green Roofと一般公開エリアは無料で24時間開放されており、旅行者も利用できます。ただし、ここは飲料水をつくる集水区域でもあるため、全館禁煙で、飲酒、花火、火を使う調理、宿泊は禁止です。夜間の凧揚げ、芝生でのボール遊びやフリスビーもできません。

子ども向けWater Playgroundも無料

入口近くのWater Playgroundは、噴水や浅い水場で子どもが遊べる無料エリアです。月・水・金曜は12時30分~21時、火・木・土・日曜は9時~21時に開きます。雷雨や大雨、緊急整備時には予告なく閉まるため、これを主目的にする日は出発前にMarina Barrageの案内所へ稼働状況を確認してください。着替えとタオルも必要です。

そして、広場からマリーナベイサンズ方面を見てみると・・・

マリーナバラージから見えるマリーナベイサンズの夕暮れの写真。撮影日時は19時5分です。
↑マリーナバラージから見えるマリーナベイサンズの夕暮れの写真。撮影日時は19時5分です。

遮る高い建物がないため、マリーナベイ・サンズと都心のスカイラインを一緒に収められます。夕方は日陰が少ないので、日没待ちをするなら帽子、飲み物、雨具を用意しておくと安心です。

マリーナバラージ(Marina Barrage)から見えるライトアップされたマリーナベイサンズホテルの夜景写真
↑日が暮れると、ライトアップされたマリーナベイ・サンズの夜景へ変わります。

また、写真右側にはシンガポールフライヤー、マリーナベイサンズの足元には近未来植物園のガーデンズ・バイ・ザ・ベイも見ることができます。

マリーナバラージから見えるシンガポールフライヤーは、観覧車の正面から見ることができるため、おすすめです。
↑シンガポール・フライヤーをほぼ正面から見られるのも、この場所ならではです。

マリーナバラージの屋上広場は24時間開放のため、多くの人達がピクニック間隔で楽しい時間を過ごしています。
↑夜も、芝生に座ってピクニック気分で過ごす人が多く見られました。

館内のBarrage Coveでは飲み物、軽食、凧やピクニック用品を販売していますが、営業日は限られます。食事も兼ねるなら、Gardens by the Bay駅側にある屋外フードコート「Satay by the Bay」で先に用意する方法が便利です。

ダムの仕組みとつながる無料のArts Trail

建物と屋外には、水、自然、人のつながりを題材にした作品を巡るArts Trail(アーツ・トレイル)があります。これは美術館の一室ではなく、施設内に点在する作品を歩いて見るコースです。

  • スプラッシュ@マリーナ(Splash @ Marina 2008)
    高さ6.95メートルの作品。洪水時に排水する7基の大型ポンプと同じ大きさの模型に、水滴が一つに集まる様子が描かれています。作者はLim Poh Teckです。
    Splash at Marina 2008
  • ヴァッサー ツィリンダー(Wasser Zylinder, 2008 )
    水が半分まで入ると転がって排水し、元の位置へ戻る3本の円筒を使った動く作品です。ドイツ語の作品名は「水の円筒」という意味で、作者はBernward Frankです。
    Wasser Zylinder
  • セントラル コートヤード(Central Courtyard)
    建物中央の中庭です。アート作品を探しながら休憩でき、夜には都心の明かりも見えます。
    マリーナ・バラージのCentral Courtyard
  • マリーナ ブリッジ(Marina Bridge)
    水門の上を歩いてマリーナ水路の対岸へ渡れる橋で、内側の貯水池と外海の位置関係を実感できます。
    Marina Bridge

Sustainable Singapore Gallery

2階にあるSustainable Singapore Galleryは、気候変動、水、緑化、エネルギー、ごみ問題を映像や体験型展示で学ぶ入場無料の環境ギャラリーです。「Sustainable」は、将来の世代に負担を残さず、環境と暮らしを長く維持できる「持続可能な」という意味です。

現在の館内はA~Fの6ゾーンで構成されています。

  • Zone A「Red Dot」:小さく人口密度の高いシンガポールが受ける気候変動の影響
  • Zone B「From The First Drop」:4つの主要水源、NEWater、地下深くで下水を運ぶ大規模トンネル
  • Zone C「A First World Oasis」:公園と水辺を暮らしに取り込む都市づくり
  • Zone D「City of the Future」:太陽光発電、省エネルギー、公共交通中心の街
  • Zone E「The Journey to Zero」:ごみを減らし、焼却灰を埋め立てるセマカウ島の寿命を延ばす取り組み
  • Zone F「Future Tense」:2030年の環境目標と、自分にできる行動

営業時間は9時~18時ですが、毎日12時~13時と火曜日は休館です。英語の無料ガイドツアーは原則毎正時に始まり、最終回は17時です。1階の案内所で当日枠を尋ねることもできますが、参加したい場合は公式サイトから事前予約しておく方が確実です。自由見学なら30~45分、ガイドツアーは約1時間を見込んでください。

写真は改装前の旧展示

次の6枚は、2018年の全面改装より前にあったギャラリーを訪れたときの写真です。現在のゾーン名や展示内容とは異なりますが、マリーナ・バラージが以前から水と環境を伝えてきた記録として残しています。

旧ギャラリー1:環境への取り組み

アート作品を交えながら、地球環境への取り組みを紹介していました。
改装前のSustainable Singapore Galleryの環境展示

旧ギャラリー2:シンガポール川・カラン川の浄化

汚れていたシンガポール川とカラン川をよみがえらせた大規模な浄化事業を紹介していました。
改装前の河川浄化展示

旧ギャラリー3:水質改善

シンガポールの水道・貯水池・排水を担う政府機関PUBによる、水質改善の取り組みを扱っていました。
改装前の水質改善展示

旧ギャラリー4:マリーナ・バラージの仕組み

模型を動かし、水門とポンプがどのように水量を調整するのかを学べる展示でした。
改装前のマリーナ・バラージ模型

旧ギャラリー5:持続可能な街

シンガポール各地を題材に、環境と都市生活を両立する施策を紹介していました。
改装前の持続可能な街の展示

旧ギャラリー6:未来への参加

水と環境を守るために、見学者自身も行動へ参加することを呼びかける最後の展示でした。
改装前の未来への参加を促す展示

マリーナ・バラージへの行き方・地図・アクセス方法

住所は8 Marina Gardens Drive, Singapore 018951です。マリーナ・ベイ中心部から少し離れますが、2022年にMRT駅が開業したため、現在は以前より歩いて行きやすくなっています。

マリーナ・バラージの場所・マップ

↓マリーナ・バラージ周辺マップです。近くの観光スポットやレストラン、ホテルも表示できます!このままだと少し見にくいので、地図を全画面表示にしてご活用下さいませ!!

クリックで地図が表示されます!マリーナ・バラージ近くの観光スポットやレストラン・ホテルも表示できる高機能マップです!

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地図を全画面表示
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最寄りはGardens by the Bay駅Exit 1

最も簡単なのは、MRTトムソン・イーストコースト線のGardens by the Bay駅(TE22)Exit 1から歩く方法です。出口はSatay by the Bayのそばにあり、Marina Gardens Driveと案内表示に沿って徒歩約10~15分です。日陰のない区間があるので、昼は暑さと急な雨への準備をしておきましょう。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのBay South Gardenからもウォーターフロント沿いに歩けます。2026年5月から新しい連絡橋の工事が続いており、歩行者は通れますが一部に迂回があります。自転車はウォーターフロント・プロムナードを通り抜けられないため、現地の迂回表示に従ってください。


↑マリーナ・ベイ・サンズ側からガーデンズ・バイ・ザ・ベイを通って向かう徒歩ルートの目安です。工事中は現地の迂回表示を優先してください。

バス400またはタクシーで行く

バス400はシャトルバスではなく、SBS Transitの一般路線バスです。Tanjong Pagar駅Exit C前のバス停03223、またはMarina Bay/Downtown駅から近いMarina Bay Financial Centre前のバス停03391で乗り、Gardens by the Bay Stn Exit 1(03369)で降りると、上記の徒歩ルートへ合流できます。現在の運行間隔は曜日・時間帯により約20~30分なので、乗車前に交通アプリで到着時刻を確認すると待ち時間を減らせます。

暑い時間帯や荷物が多い場合は、タクシーや配車アプリで「Marina Barrage, 8 Marina Gardens Drive」を指定すると入口の乗降場所まで行けます。帰路も駅まで歩きたくなければ、到着前に通信環境と配車アプリを準備しておくと安心です。

料金・所要時間・営業時間などの詳細情報

マリーナ バラージ(Marina Barrage)のチケット料金(無料)や所要時間・営業時間などの詳細情報です。

マリーナ・バラージの詳細情報
施設名マリーナ・バラージ
Marina Barrage
お勧め度☆☆☆
営業時間公共エリア・Green Roofは24時間。館内ギャラリーは別時間。
所要時間1時間30分程度が目安
チケット
入場料金
0SGD(無料)
住所8 Marina Gardens Drive, Singapore 018951
TEL
電話番号
+65 6514 5959
行き方
最寄駅
Gardens by the Bay MRTから徒歩約20分。Bay South Gardenから徒歩・自転車でも接続。
公式サイトhttps://www.pub.gov.sg/Public/Places-of-Interest/Marina-Barrage/Visitors-Information

※上記の情報は2026年8月13日に更新されたものです。情報が古くなっている場合・不備がある場合は、大変お手数ですが、こちらよりご連絡の程、何卒宜しくお願い致します。

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